作品集

穏やかな水音の響く庭

2022年に滋賀県に作庭しました。元々は生垣と芝生の広がる庭だったのですが、建築の改修に伴い庭の改修も行うことになり、近江庭園に依頼がありました。綺麗に管理された芝生を残すことと立派な家屋と調和する庭をつくることを目指し、延段や池といった日本庭園の意匠を盛り込んでつくられた庭です。

暮らしの中心を彩る庭

東京都に作庭した庭です。近江庭園が出展したガーデンショーでの庭をそのまま再現して欲しいというご要望を頂き、その時の庭を住宅に落とし込みました。庭のために建築も造られ、「暮らしの真ん中に庭がある」ということを体現しています。細かな意匠や力強い石積み、大胆な植栽からは近江庭園ならではの庭づくりが垣間見えます。

堅牢な石積みのそびえる庭

2020年に愛知県名古屋市にて作庭しました。ここは石積みのみの仕事でしたが、全長22m高さは4mという巨大な石積みをつくらせて頂きました。建築のモダンでシックな雰囲気に合う色味と手で積んでいける大きさであることという条件を満たした石材を使用し、建築の重厚感を演出する役割を全うする圧倒的な石積みの壁です。

温故知新を大切にする庭

2018年京都市中京区に作庭した庭園です。元々の町屋をリノベーションし、庭園に使われている素材は元々お持ちだったものを多く使用しています。そこに長い間あった石や木は古いだけでなく、私たちに新しい美しさを気づかせてくれます。竹垣や石張りなど日本庭園の技術を使用しながらも、現代の住居に溶け込む庭園です。

繋がりを包む庭

滋賀県野洲市に2018年に竣工したお庭です。母屋と離れがあり、その二軒の間をデッキで繋ぎました。ご家族がそのデッキを行き来し、憩いの場になっています。デッキの上やその周りには雑木を多用しており、樹木が建築を柔らかく包み込み、広い駐車場も硬い印象にならないように縁を水辺の汀のように美しく仕上げました。

松林の中にある癒しの庭

2020年に竣工した滋賀県大津市にある旅館のお庭です。山と湖に囲まれた緑豊かな場所にあるこちらの旅館では時間がゆったりと流れていくような感覚がします。旅館という非日常を味わっていただく場所で、庭園の役割は長旅で疲れたお客様を癒すことだと思い作庭しました。ワンちゃんと遊べる空間をつくったことも特徴的な事例です。

高低差を活かした開放的な庭 H邸

大阪府豊中市に2018年に施工したお庭です。敷地が面白い形をしていることと、建築が高台にあり高低差が生じることを上手に利用した設計になっています。近江庭園が得意な石積みや石張りなどの技術を使いながらも現代的な建築にマッチするような庭づくりを心掛けていきました。

赤松の見守る庭 N邸

京都市右京区に2018年に作庭したお庭です。一際目を惹くのは屋根を大きく突き抜けたアカマツです。このアカマツが建築・庭全体を見守り、この地に根付いてきた歴史を物語っています。中庭や玄関アプローチはこのアカマツの歴史に負けぬよう高級感と重厚感のある仕上がりになっています。

風格が香る庭 U邸

山口県山口市に2013年に竣工したお庭です。建築の周りをぐるりと囲んだ和のお庭を作庭しました。多く植栽されたアカマツは山の険しい情景を思い起こさせ、お庭の中でありながらより自然らしさを追求できたお庭です。近江庭園の得意とする石関係の意匠も見どころのひとつです。

年月の重なりを楽しむ庭 K邸

滋賀県大津市の湖を臨む場所にお住まいのK様のご依頼でお庭の設計・施工をしました。別荘や避暑地のような木立の中にある雰囲気を目指して、年月を経て大きく健やかに樹木が育っていく庭づくりをしました。さまざまな石材を使った意匠は、庭のアクセントとして深みと味わいをもたらし植栽の中に溶け込んでいます。

思いと歴史を紡ぐ庭 I邸

愛知県豊橋市にお住いのI様のご依頼でお庭の設計・施工をしました。植物やお庭のある暮らしとても大切にしておられ、建築の構想の段階からお庭ありきで構想を練っておられました。住居を囲うようにお庭と緑の空間を散りばめ、主庭には日本庭園の伝統的技法もふんだんに取り入れています。

内と外をつなぐ庭 F邸

こちらは、「外でワインを飲めるような庭がほしい」というお客様の希望に沿って提案し た、奥行きのある庭です。エントランスから一目では見通せないように視線を遮りなが ら、その奥に庭があることを示唆する木々が少しだけ見えるように配置しました。また、 室内からの眺めも重視して、内と外が一体化する感覚を実現しています。

笑顔が集う庭 T邸

大阪府高槻市にお住いのT様のご依頼でオープンガーデンの設計・施工をしました。近隣の方との憩いの場を持つことを夢に描いていたお施主様の思いを形にするべく、ここを通りかかる誰もが目を止める緑と花の溢れる空間に仕上げました。一年中花のある小舗石の円形花壇に、気持ちの良い芝生に据えられたベンチはぬくもりのある木製のベンチを使用しています。

兵庫県丹波市にある老舗菓子会社のカフェとピッツェリアの庭を設計・施工しました。幕末に建てられた旧織田藩家臣の住まいだったという茅葺きの家を中心にし、山採りの木とさまざまな種類の石を使った庭です。広い敷地を散策できる動線をつくり出し、丹波の里山に溶け込む、自然な表情の庭を心がけました。

「京都を表現してほしい」という依頼に応えて、京都駅前のホテルの中庭に鴨川を思わせる流れをつくりました。四季を表す落葉樹を植え、灯籠をはじめとする石造物を数多く配置しています。エントランス、ロビー、フロント、ダイニングに囲まれた中庭なので、360度のどこから見てもバランスのとれた庭にすることも心がけました。

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