綴り

2022年04月11日

お庭と建築の調和を考える

投稿者: 松本 友香里

読書時間:2分

こんにちは。

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会社近くの常夜灯前に立派なソメイヨシノがあります。今が盛りとばかりに咲き誇っていて、車で通る方たちも思わず見てしまう立派な桜です。石の常夜灯の雰囲気とあいまって、一つの風景として完成されています。桜が至る所で咲いている今の時期は本当に良い季節だと感じます。先日仕事で高瀬川沿いを走る機会があり、細い川の上の桜が風に舞って散る様子は思わず目を瞠りました。日永の陽だまりに薄桃色の桜の花びら、本当に綺麗です。

残すは仕上げのみ

桜の美しい風景ももっとゆっくり味わいたいところですが、私たちのお庭づくりもいよいよ佳境。美しい空間になるように細かい仕上げや修正を行っていきます。先日出来上がった格子の木塀が整然と並び、建築のファサードを引き締めます。

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整形された材ですが、木材なのであたたかみが残されています。形の決まっているものと植物のような形が決まっていないものが調和するよう、気を付けなければなりません。また建築の外壁に合わせた色味の塗料で庭と建築の一体感を出しています。

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格子の内側も植栽や砂利が入り、空間としてまとまりを見せました。お施主様の要望で工事をする前から育てていた芝生を残し、作業のしやすいように四角く残しました。空間がそこの部分だけ浮いてしまわないように延段の園路との組み合わせに注意して施工をしています。まだ落葉樹の葉が開き掛けなので早く青々とした葉が開いたお庭を見たい気持ちが大きいです。

今回のお庭は建築が日本家屋ということもあり、普段よりも和の雰囲気を取り入れたものになりました。それぞれの空間が別離してしまわないように、色味や、窓からの景色、建築を含めたすべての外観を重視してお庭づくりに取り組めたと思います。限られた空間の中でお庭と建築がケンカしないように調和を考えることがお庭づくりにはとても重要です。

残り僅かに作業が残っておりますが、最後まで美しい空間を作ることを心がけて仕上げていきたいと思います。

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