綴り

2022年08月12日

一枝一枝、丁寧に

投稿者: 松本 友香里

読書時間:2分

こんにちは。

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現在事務所を改装中ということでいつもと違う場所で仕事をしているのですが、近江庭園に来てから5年経った今年初めてお庭にサルスベリがあると気づくことができました。今まで居た事務所からは一切見えなかったサルスベリの花。今夏は窓から鮮やかなピンクが見えて嬉しい限りです。蕾もまだまだ沢山ついているので「百日紅」という名前そのままにひと夏を楽しませてくれそうです。

 

夏のお手入れはお盆まで大忙し

近江庭園の夏は毎年大忙しです。造園の工事と並行して、お盆までに仕上げなければならないお庭のお手入れが沢山あります。やはり皆様手入れのされた綺麗な庭で帰省してきた家族をお迎えしたいですよね。お盆前はそんなご依頼が沢山あるので、私たちも毎年入らせて頂いているお客様は計画的に予定を立てるのですが、天候や工事の進み具合によっていつもお盆までが忙しないスケジュールになってしまうのが常です。

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そんな忙しい中でもお手入れは丁寧に、きちんと一枝一枝の調子を見ながら行います。特に松を剪定するときはまず鋏で形を整える剪定をしてから一つ一つの芽の葉を毟り葉の数を調整していきます。下の枝に行くほど濃く葉を残すことでバランスの良い松に見えるので残す枚数や枝に注意しながら剪定をしていかなければなりません。とても手間のかかる作業ですが、ここまで手を入れた松はやはり綺麗になりますね。

私たちが枝を切るときは数年先にどのように成長していくかを想像しながら切っていきます。小さな芽を残す時、この芽はどういう風に成長していくのだろうと考えながら枝を抜いたり、美しい幹の流れを残すためにどの枝を使ったらよいだろうと考えたり、ただ鋏を闇雲に入れるのではなく、剪定はとてもきめ細やかで繊細な仕事です。茹だるような暑さの中この作業をするのは本当に骨が折れるのですが、そこを妥協しないように私たちは剪定を行ないます。夕方、少し涼しくなってきた頃にすっきりとしたお庭の姿を見るのはとても気持ちが良いものです。

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この忙しさももうすぐ終わりです。このブログが公開されている頃には仕事が一区切りついているのではないでしょうか?この時期は私や社長も現場に出て大忙しですが、無事にお盆休みを迎えられるよう残りの剪定も一生懸命取り組んでいきましょうね。

何よりも、皆様も暑さに気を付けて水分補給をしっかりしてお過ごしくださいね。

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