綴り

2023年01月20日

軽業師のように

投稿者: 松本 友香里

読書時間:2分

こんにちは。

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あたたかい飲み物が美味しい季節ですね。近江庭園の秘密兵器で入れたカフェラテは気まぐれで頂けるものですが、頂くたびにラテアートが少しずつ進化していて思わず写真を撮影してしまいます。今週中頃から寒気が戻ってきてまた一段と冬らしい寒さが続くかと思いますが、皆さまもあたたかい飲み物などで体を芯から温めて過ごしてくださいね。


 

古い栗の木を伐採

先日いつも管理に入らせて頂いているお庭の古い栗の木を伐採いたしました。大木に成長していたのですが、だんだんと弱っていき、朽ちた枝がよく落ちてくるようになったということで今回伐採するに至りました。歴史を感じる大変大きな栗の木だったので枯木もさまになっていたんですが、安全には代えられないです。

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ちらりと見える八坂の塔が伐採作業を見守ります。滑りやすい屋根の上に加えて古木で朽ちかけていましたので、作業は慎重に行われ、ロープワークの講習に行った近江庭園のスタッフと高所作業の心得のある応援の方と一緒に作業をしていきました。徐々に枝おろしされ、幹も短くなっていく木を見ていると、少し寂しいようなお疲れ様というようなそんな気持ちになりますね。

脚立とロープを上手に使って伐採していく手際の良さもさすがでした。大きな木の上に剪定で登ることもありますが、やはり切って処分していくのとでは勝手が違いますのでまた分野の違う手業に感心いたします。軽業師のような身軽な身のこなしはさすがです。

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上に大きく広がっていた枝はすべて落とし立派な幹だけが残りました。幹の下の方はガラス張りの空間になっていて幹がぐるりと見渡せる仕様になっています。最初は地際まで切ってしまうという話もあったのですが、とりあえず今は残っている状態です。幹が苔生していたり別の植物が着生したりと味のある景観を生んでいるのですが、どうなるのかはまた今度に。朽ちて落下する恐れのある部分はすべて伐採しましたので、これで危険な場面になることはないでしょう。

伐採と言ってもただ木を切り倒せばよいというものでは無く熟練の技術と知識が必要な時が多いです。特に危険な作業であることも多いので万全な対策をしながら作業をする必要があります。私たちもお庭や植物に携わる以上、こういったご依頼が来た時の為にもっと学んでいかなければなりませんね。

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