綴り

2022年03月04日

疼きだす新芽

投稿者: 松本 友香里

読書時間:2分

こんにちは。

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日差しの暖かい日が増えてきました。お庭の椿もようやく蕾がほころび始めています。椿は昔、首から花が落ちるのを武士たちが縁起が悪いと嫌っていたという話を聞きますが、海外では違いました。16世紀のヨーロッパでは「東洋の薔薇」と重宝され、さまざまな品種が作出されるようになります。日本では今もお庭によく使われる椿ですが、ヨーロッパでも春を告げる花として楽しまれていたのですね。

成長を見守る

季節的にもお庭に出るのが楽しくなる時期です。ご自宅にお庭のある方、鉢植えで何か育てている方、植物が活発になってきてうきうきしているのではないでしょうか?私たちもこの時期のお庭づくりは季節的にとても楽しみながら作庭をしています。春や夏の緑鮮やかな時期で、お庭が完成したときの綺麗さが冬とはまた違った感じです。

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こういった花材たちもこの季節では日に日に大きくなっていきます。これらの鉢は今度お客様のところの工事で使用するものなのですが、事務所で養生をしてお客様のところに行くまで管理していると、出勤するたびに芽が伸びてくるのが面白くどんな姿になっていくのかとても楽しみです。こちらはクレマチスですが、品種によっては数か月で身長を超すほども大きくなるそうですので、今からどんな風に花を咲かせていくのか見守っていきたいという気持ちになります。

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このお花たちも自分の出番を待ちながらそわそわと花を咲かせる準備をしているのでしょう。冬から春への移行期間は風景が一気にがらっと変わるので、ほかの植物たちも大賑わいの忙しさだと思います。まだ肩を竦めるような寒い日もありますが、私たちも植物同様新しい季節に向かって準備していきましょう。軽やかな風を感じられる春まであともう少しです。

冬の中の春

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