綴り

2023年04月17日

季節と共に過ごす

投稿者: 松本 友香里

読書時間:2分

こんにちは。

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中庭の透けるような新緑のイロハモミジとその奥に燃えるような赤色のチシオモミジが見頃です。モミジと呼ばれるものには実はさまざまな種類があり、実はそれぞれで紅葉の仕方や葉の形などが違います。会社の中庭にも2種類のモミジが植わっていますが、それぞれ季節ごとに違う姿を見せてくれます。中でも新緑の季節の美しさは紅葉にも勝るのではないかと思います。紅葉の季節では赤色に紅葉するのですが、このコントラストが堪能できるのはこの短い春のみです。

 

季節の姿を身近に

先日工事が終了したこちらのお庭に完成の確認と樹木の管理などのお話をしに行ってきました。玄関の階段のために設えたかのような石は、元々お施主様がお持ちだったものを使用させて頂きました。施工前はコンクリートブロックとグレーチングで段差をつくっていたのですが、ぴったりの素材をお持ちだったので玄関に使用させて頂きました。ナチュラルな自然の素材の建築でしたので古い御影石がとても馴染んでいます。奥に進む漬物石の飛石もご実家にあったものを使用しています。丸い形がポップな印象を与えて可愛らしいです。

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これからご家族で芝生を張り、グラウンドカバープランツを植え、どんどんお庭を充実させていく予定だそうです。そのために私たちは土の改良などのお手伝いもさせて頂きました。今後のお庭の予定を聞くと、私たちが携わったお庭がこれからどのように変化していくのかがとても楽しみです。いずれは広い敷地の中にもう一棟離れを建てる計画をしているとか…。大工さんであるご主人は大忙しになりそうです。

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建築と庭の調和を大切にしたいのは私たちもお施主様も一緒です。室内の窓から樹木が見えるように配植をさせて頂きました。大きな窓が囲うお家の中からは広大な田園風景が見える側と植栽した樹木が見える側に分け異なる風景が楽しめるようになりました。新緑の美しい今の季節、自宅のそばで身近に芽吹きを感じられる環境はとても羨ましいです。自然は一日たりとも同じ姿というものはありませんから、その変化を身近に感じて頂けるように私たちはお庭の成長をこれからもサポートしていきたいと思います。

今回訪れたのは竣工してからわずか一週間足らずでしたが、明らかに一週間前よりも葉の量や色の濃さが変化し、硬かった芽も今にも開いてきそうでした。刻々と変わりゆく季節の姿がひとびとの暮らしに寄り添うように、これからもお庭づくりを頑張っていきたいと思います。

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こんにちは。

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