綴り

2023年07月18日

50年と0年

投稿者: 松本 友香里

読書時間:2分

こんにちは。

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一層暑さが増して毎日外に立っているだけで汗ばんでしまいますね。この季節は「鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)」という暦の季節になります。今年生まれた鷹の子供が飛ぶことを覚えて空に飛び立つ季節なのだそうです。この季節の抜けるような青空に目を凝らすと、若鷹が颯爽と空を飛んでいるかもしれませんね。

 

新しい石積み、古い石積み

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先日から再開された事務所の改修工事も残すところ玄関周りの工事のみになりました。石積みをし、アプローチには石を貼り、霰零しなどの意匠もたくさんしていく予定です。作業をしているスタッフたちは暑い中作業を進めているので、熱中症に気を付けて作業をしてもらいたいですね。

今積んでいる石積みの隣には、近江庭園の会長が50年前に積んだ既存の石積みがあります。その隣に現在のスタッフたちが積んでいる石積みが繋がっていくのですが、スタッフひとりひとりの特徴が出た石積みは見ているのも面白く、会長の積み方と比較して見るとそれぞれに学びがあります。

今の若いスタッフの石積みと会長が若い頃に積んだ石積みが隣り合い、時代を超えて技術が受け継がれているのを見ることができた瞬間です。

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奥に見えているのが会長の石積みで手前がスタッフの石積みです。石がもっと寂びてくるとこちらのスタッフの積んだ石積みもどんどん味わい深いものになってくるのだろうなと思います。そして非常に面白い対比だなと感じます。0歳の石積みと50歳の石積みはいつ同じような風合いを醸し、とけ込んでくるのか楽しみですね。

改めて私たちの行うお庭づくりという技は、時代を跨ぎ、その瞬間ごとの美しい空間を提供することができるなと確認できました。

これからもそのような心を忘れずにお庭づくりに取り組んでいけたらと思います。

作庭から1年を経て

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大きくなる石積み

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