綴り

2022年01月14日

美しいものを見たい

投稿者: 松本 友香里

読書時間:2分

こんにちは。

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先日から始まっている会社の大掃除。その最中に良い木漏れ日が差してきて、とても穏やかな気持ちになります。まだまだ寒い冬の日が続いていますが、冬の日差しのまろやかさはどの季節にもない穏やかさがあります。

良いものからもらう刺激

私は先日の帰省中に、東京国立近代美術館で開催中の柳宗悦没後60年記念展に行きました。「民藝の100年」と題されたこちらの展覧会では、柳が蒐集した各地の民芸品や出版物などが展示され、伝統的な手仕事によって生まれる各地の特色ある品々が展示されていました。

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「民藝」というものに私がとても惹かれるのは、民芸品は「美しいものをつくろう」と意気込んだ作品ではなく、暮らしの中に馴染むデザインや機能美があり、飾らないさり気なさがある点です。使い込まれた薬缶の取手が美しい、注ぎやすい口のついた器が美しい、そういった人の暮らしの中に溶け込んだ美しさに焦点があたっているのが民藝だと思います。

他の美術展とはまた違った楽しみ方が出来た展覧会でした。久しぶりの美術館だったのですごく疲れましたが良い刺激を受けた帰省中の出来事となりました。

 

会社にも民藝のおもかげ

会社の大掃除をしている中で、会長のさまざまな持ち物の中にも陶器や籠といった美しいものが沢山ありました。中には民芸品のようなものもあり、今まで仕舞われていたものの中にもこんなものがあったんだ、と興味をひくものが沢山出てきました。

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手仕事の美しさや暮らしと共にある美しさというのは、お庭にも通じる美しさなのかもしれません。

私たちがつくるお庭は大名庭園のような広大な土地とふんだんにあしらわれた大きな石や池のような意匠をする訳ではありません。暮らしの中に少し緑があるようにするのが私たちの仕事です。民芸品のように物がそこにあるわけではありませんが、私たちのつくるお庭も、暮らしに馴染むさりげない美しさをもったお庭でありたいなと掃除をしながら感じています。

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綺麗なものや美しいと感じるものをどんどん見て吸収し、自分を豊かにしていくことのできる人間になりたいものです。

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