綴り

2022年12月03日

森の空気を京都の街中に

投稿者: 松本 友香里

読書時間:2分

こんにちは。

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ドウダンツツジの最後の葉が今にも落ちそうです。ドウダンツツジは青葉の頃もとても美しく、枝ものとして花屋でよく見るかと思いますが、紅葉も実に見事な木で、青葉の透き通る美しさからは想像できないような真っ赤な色に紅葉します。近江庭園の中庭ではモミジや他の落葉樹はほぼ散ってしまっているのですが、ドウダンツツジがお庭に今年最後の灯火を灯しているような気がします。

 

森を持ってこよう

今年の春に施工させて頂いたこちらのお庭を覚えていますでしょうか?京都市内にあるクラフトビール屋さんのお庭をさせて頂き、京都の町家づくりの建物の中にあるには珍しい大きな木を植えさせて頂きました。

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いつかこの木が大きくなり、お店の庭に優しい木漏れ日が差すようにとお施主様は仰っていました。そして今回、お施主様の新たなアイデアでこのお店の店頭に丸太のテーブルを置くことになり先日こちらのお店に再び伺ってまいりました。

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京北の方で見つけたという大きく立派な丸太を積み込み運搬していきます。写真では実際の大きさがよく分からないと思うのですが、高さは膝よりも高く両手で抱えられないほど大きい丸太です。これだけの木が森には生きていることに改めて自然の深さと大きさを感じます。苔生した表皮と切られてもまだ生きている枝が残っていることが森の生命力を感じますよね。この森の一端を京都市内に持ってこようとしているので、とても面白い試みだなと個人的には感じます。

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設置してみたらこんな風になりました。歩道を歩いているといきなり目に入る切株、植栽、奥にはお店がありかなり目を惹きます。真ん中の樹木が大きく育てば、春夏はこのお店に木陰ができ、都会のなかで実際に木に触れられる貴重なお店になるのではないでしょうか。実際今の人たちは自然に触れようと思わないと触れられない環境にある方は沢山いらっしゃると思います。そんな中でも都会のオアシスとしてこのお店が人々の憩いの場にこれからもっと発展していくことを願います。

皆様も京都にお越しの際は是非立ち寄ってみてくださいね! ☆Craft_House_Kyoto

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