綴り

2022年01月21日

大雪の日

投稿者: 松本 友香里

読書時間:2分

こんにちは。

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季節は大寒、最も寒さが厳しい頃になってきました。この冬は例年よりもよく雪が降り、うっすらと雪化粧をした比叡山が眺められます。仕事に関しては天候が悪いと作業に支障が出ますのであまり歓迎できないのですが、部屋から眺める雪景色はこの上なく美しいと思います。

 

引き続きの大掃除

この日は朝から大粒の雪が降り、現場に行くのをみんなやめて引き続き事務所の大掃除をしておりました。

なぜこんなにずっと大掃除をしているのかというのは、また時期が来てからのお楽しみということで…。

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蔵書や本棚の移動、使わなくなった道具の整理などは、現場の作業がお休みの日にみんなで一気に進めていきます。中には、こんな本あったんだな、と思うようなものが沢山あり、時間のある時にもっと目を通しておこうとその時思いました。日本庭園の技法というものや美しさの観点に経年劣化はなく、昔の本の中で語られる庭園の美しさには現代でも通用する美意識があります。常に新しいことにもアンテナを張っていなければならないと思いますが、昔に立ち返り良いものを確認し学んでいく姿勢と両方を持っていないとならないな、と掃除をしていて感じます。

 

その頃の雪景色のお庭

みんなで大掃除をしているときのお庭は非常に寒そうな景色になっておりました。

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冬枯れした枝先や常緑樹の葉の上に雪が降り積もって綺麗な白い化粧がされています。例年よりも雪が良く降る年で、このブログを書いている今も小雪がちらついています。

雪の降った後のお庭は、いつもより非現実感が増していくような気がしてとても好きです。色彩が一気に落ち着いて白と黒の世界になるとき、私はいつもハマスホイの絵画の世界が思い浮かびます。色彩の抑えられた中に見える光の陰影や静謐さは私の思う冬の詩情にぴったりで、窓から見た雪景色は絵画を持っていたように感じとても不思議な気持ちになります。

季節は大寒といえど、大寒を過ぎれば暦の上ではもう立春。春が始まっていきます。残り少ない冬の景色をゆっくりと楽しもうと思います。

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