綴り

2022年08月22日

角川武蔵野ミュージアム

投稿者: 松本 友香里

読書時間:2分

こんにちは。

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お盆を過ぎてから少し朝の気温が和らいだような気がします。お盆休みは実家に帰省していました。今年初盆だったこともあり、こんな時世ですが帰ろうと思っていましたので、感染症対策はばっちりしてお墓参りしてきました。お墓参りに帰省することすら少しまだこわごわとしなければならないのは本当に切ないものです。一刻も早くこの状態から脱して苦しんでいる方も良くなりますように。


 

建築の不思議

帰省した際に、実家の近くで2年ほど前にオープンした「角川武蔵野ミュージアム」に行ってきました。田舎道の中から突如として現れるやけに目を惹くこちらの建築は隈研吾先生の建築です。

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66面の三角形から成るこちらの建築は「地形がそのまま建築になったものをつくりたかった」という隈研吾先生の考えが形になっています。田舎道に突如として現れるこの建築は大地が盛り上がったような異質な存在感を放っていました。約2万枚の板石で外観は覆われていて、石材をよく使う私にとってはこの建築は不思議な感覚でした。地形が建築に、という言葉のように、この建物は岩や山のようにも見えますし、要塞のようにも見えます。色々と想像力を掻き立てるつくりです。 

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石材がそれぞれの三角形の辺に合わせてどれもが水平を保って貼られていないのが面白いと感じます。石の肌理がそれぞれ模様となり変化を生んでいるのも見どころですよね。

この石は遠くから見るとあまり大きさを感じませんが、一枚は大きさが50㎝~60㎝もあるものを使用し厚みも分厚いものを使用していて、建築の面白さも見どころですが、気づくとこれはどのように施工しているのだろうかということに興味津々になっていました。目地の隙間を目を凝らして覗いたり、反り返った部分のボルトの太さを観察したりと中々細かいところが楽しめたと感じます。

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内部も本が装飾的に陳列され、目で見ても楽しく、テーマごとに分かれて並べられた選書はどれも目を惹きました。普段から活字にあまり触れあう機会が少ない人にはこういったところから本に触れる機会が増えてくるのかもしれません。時間の関係であまりゆっくりしていられなかったのですが、建築も内部も興味深いことばかりで、もう一度時間を取って行ってみたいと思いました。

庭以外の分野に触れることで色んな感覚が養えるので、こういった体験は自分からどんどんしていこうと思います。

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