綴り

2023年10月03日

目地入れをする

投稿者: 松本 友香里

読書時間:2分

こんにちは。

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カリガネソウが咲いています。暑さ寒さも彼岸過ぎまでと言いますが、最近は朝晩が冷え本当に秋らしい気候になってきました。日中作業しているスタッフたちにはまだまだ暑い日もあることと思いますが、エアコン無しで過ごせるというのはとても気持ちが良いことだと思います。これから次第に肌寒くなってきますが、冬が好きな私は毎年この季節が待ち遠しく秋色の世界も早く見たいなと首を長くして待っています。

 

事務所の玄関を少しずつ仕上げていく

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暫くストップしていた事務所前の改修工事もまた少しずつ再開されてきました。この日は石張りの目地入れからです。目地入れには目地用のセメントがありそれを石の間に流し込んでいきます。目地の種類や細さ、硬さにもよるのですが、この日は絞り袋を使用しお菓子作りでホイップクリームを絞るような要領で目地を詰めていきます。

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絞り袋を使用するときには、目地セメントの硬さがとても重要です。あまり硬く練ってしまうと袋から出てこなくなってしまいますし、柔らかすぎると袋から零れるだけで上手に目地を入れることはできません。石張りと一口に言っても、その工程を完成させるためにはさまざまな小さな技術の積み重ねが必要なのだなと思います。

このようにたっぷり入れた目地セメントはこのあと拭き取られ調整し、美しい目地として石の間にぴたりとはまります。

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やはり目地が入ると石張りの石が安定して見えますね。固定も頑丈になるので施工上必要な工程です。目地セメントは石の色に合わせて数種類色があるのですが、目地の色が変わるだけで石張りの印象はかなり変わりますので、小さなことだと思わずにこういった小さなところこそこだわりを見せなければならないと感じます。目地は石の周りを縁どるように入れますので、石と同系色にするのか、もっと対比するような色で仕上げていくのかは好みやセンスによるところが多いです。お客様のお庭を施工する際にもきちんとお好みやお庭の雰囲気を考えて施工しなければなりませんね。

これからまた少しずつ事務所の改修工事が進んでいくと思いますが、また模様をお伝えできればと思います。

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