綴り

春の装いへ

作成者: 松本 友香里|2022年01月27日

こんにちは。

春の装いへ、と言いつつ今年は例年よりも寒く雪の降る日が多いです。毎朝肩を窄ませながら出勤しております。氷が張り詰めるときの音、雪が積もっていく音、そういった静かな音のことを昔の人は「氷の声」「雪の声」と表現していたそうです。形の無いものの声に耳を傾けるという細やかな感覚に驚かされます。

 

森の妖精も春に向かって

定期的に衣替えをしている森の妖精です。本年も季節ごとにお召し替えしていきますよ。

今回はその前準備です。こちらのヒューケラを綺麗にしていきます。

葉の裏が桃色で可愛らしく、フリルのような葉の形をしているので、妖精も春のワンピースやレースをまとった可愛らしいイメージになるのではないでしょうか。

黙々と途方も無い量の苗に向き合うスタッフ。

こういった陰の手作業で美しいものづくりが出来ます。どんな仕事も表面に出ているものだけがすべてではありません。陰でこういった見えない仕事をしているからこそ表が綺麗に仕上がります。こうした下準備や裏方の仕事も大切にこなせる職人になれたら嬉しいです。

また森の妖精の様子はお伝え出来たらと思いますので、どうぞお楽しみに。