綴り

技能五輪への道、エストニア大会へ

作成者: 松本 友香里|2022年10月06日

こんにちは。

チャノキの花が咲いていました。皆様が飲むお茶はこのチャノキの葉がお茶葉になるのですが、花を見たことのある人は少ないのではないでしょうか?チャノキはツバキ科の植物で、私たちが親しむ椿や山茶花の仲間にあたる樹木です。椿や山茶花のように派手な印象ではないものの楚々とした白い花と飲むと美味しい葉を持った素敵な植物です。

 

上海大会改め、舞台はエストニアへ

ブログでは何回かお伝えしたこともある技能五輪国際大会についてのブログです。

実は上海大会は昨今のコロナ禍の影響で中止になってしまい、今年の技能五輪国際大会の開催が危ぶまれておりました。選手たちもそこを目指して懸命に練習していた為なんとか開催が出来ないものかと思案し、競技ごとに国が分かれ造園大会はエストニアで行えることとなりました。上海からエストニアへ、国は違いますし急ピッチで準備が進められているため本番どのような形で行われるのか不安が残りますが、選手たちは再び大会に向けて走り出しています。

二人で声を掛け合いながら時間内で目標の作業を終わらせるために練習していました。それぞれの作業をしながらお互いを気にしつつ、連携の取れた作業をしています。上海大会が1年延期になり、更に中止、そしてエストニアで振り替え大会が行われるという紆余曲折を経て、学生時代から共に難所を乗り越えてきた分二人の結束は強いようです。

この日の練習は大会二日目の想定だったため、出来ていた部分もありハーブガーデンと自然石のアプローチ、ピンコロなどは出来上がっていました。石積みは本日の課題で野面と小端が融合したような積み上がりです。ストイックな練習をしており、この仕上がりはいつもより汚いと選手は嘆いていましたが、毎日の練習で自分のスタイルを見つけたような迷いのない積み方をしていました。

エストニア大会は残り2週間でスタートします。今回の練習も最後に向けてのラストスパートです。ここまで練習を重ねてきた2年間の実力を存分に発揮できるよう私は応援を沢山しようと思います。

皆様も是非、応援してください!宜しくお願いいたします。