綴り

師走を駆け抜ける

作成者: 松本 友香里|2022年12月15日

こんにちは。

グラスから透けて見える景色はぼんやりとして美しいですね。穂の最盛期も美しいですが、冬枯れ手前の色が抜けてきた草木も良い風景をつくり出してくれています。ミューレンベルギアのふんわりとした雰囲気が冬の寒さの中でも思わぬ暖かさを見せてくれているような気がします。最近はめっきり寒くなってきましたので皆様防寒をしっかりしてお過ごしください。

 

お手入れに奔走する12月

例年12月はお手入れ月としてさまざまなお客様のお庭を回らせて頂いています。師走という名前の通り、忙しさに奔走している月です。例年入らせて頂いているお客様のお庭は昨年の自分たちの剪定のあとを辿りながら再び鋏を入れていく楽しさがあると思います。

こちらの三人はクロマツの葉むしり中です。古葉を落とし、新しい濃緑の葉を残すことで美しいクロマツが現れます。葉むしりをする前の状態で来年の芽の出方を確認し、枝を剪定してから葉むしりに取り掛かります。一枝一枝丁寧に葉をむしっていくため手間と時間がかかりますが、その分見違えたように綺麗になります。

手がかじかむ気温ですが、細かい作業なので指先の無い手袋や手袋無しで作業をするのですが、こういった部分が夏とは違う大変さですね。

剪定を終えお庭全体がすっきりとして気持ち良い仕上がりになりました。落ち葉も綺麗に掃除して常緑の木は美しい緑を残し、反対に落葉樹は寒々しい姿になりました。これもひとつの冬の景ですので、来年の緑がいっぱいになる季節までは静かな景色を楽しんで欲しいと思います。

このように剪定のお客様が12月は本当に多いです。綺麗なお庭で年越しを迎えたいお客様のご要望にお応えできるように私たちは12月を奔走していきたいと思います。無事に仕事が収まりますように…!