綴り

季節を一巡りして

作成者: 松本 友香里|2023年05月14日

こんにちは。

だいぶ気候が暖かくなり、少し動けば汗ばむような季節になってきましたね。現場で体を動かしているスタッフたちは真っ赤な顔をしてとても暑がっているので、早くも初夏の気配を感じて恐れを抱いています。私は事務所が木陰の下なのでとても涼しいのですが、外で働いているスタッフのみんなには水分補給をしっかりしてもらってお庭工事を進めてもらいたいと思います。

 

緑の密度

昨年施工をさせて頂いたこちらのお庭にお伺いしました。一年を経た樹木たちは生き生きとして葉の量も緑の濃さも倍増しています。

季節を一周して無事に今年も咲いてくれる花たちと芽吹きを迎えた木々たち。昨年よりもお庭が充実しているのを見てとても嬉しい気持ちになりました。中には残念ながら芽吹かなかった小さな植物たちもありましたが、全体的にボリュームが倍増している感覚なので今度剪定させて頂かねばという気持ちです。

お伺いした際に咲いている花も、これからつぼみを付けていく花もきちんと季節通りに動いていて、お施主様がお庭で季節のお花を摘んで生けてくださったり、毎日の変化を楽しんで頂けたり、季節を風景としてお庭と暮らしが優しく関わりあっているのが本当に素敵だなとしみじみ感じました。近江庭園でつくったお庭の目指す形のひとつがこのお庭にはありました。

これから梅雨の時期にかけてこちらのお庭は山紫陽花の季節になっていきます。さっそく咲いていた奥多摩コアジサイは香りがとても良く、お施主様も花の香りにうっとりされているようでした。

実はこちらのお庭は現在2期工事がスタートしております。中庭に続き玄関側の駐車場スペースにお庭を設ける計画です。近江庭園の庭づくりを気に入ってくださりもう一度お声がけをして頂けるのは何より嬉しいことですね。2期工事も頑張っていきたいと思いますので、何卒宜しくお願いいたします。