綴り

今年最後の衣替え

作成者: 松本 友香里|2022年12月08日

こんにちは。

暗がりの向こう側に目を惹く紅葉が残っていました。常緑のカシに囲まれているためここのドウダンツツジの紅葉は少し遅かったみたいですね。日の当たりやすい上の枝から順番にグラデーションしているのが見事です。12月になり、辺りは冬の寂しい景色に変わってきましたね。日暮れもとても早くなり、家の明かりが恋しい季節です。あたたかくして今年の冬も過ごしていきましょう。

 

2022年最後の衣替え

過去に何度もお伝えしている恒例森の妖精の衣替えの季節がやってきました。

今回のお花は目にも鮮やかな真っ赤なプリムラ。クリスマスにも新年にもぴったりな可愛らしいお花です。近江庭園のスタッフたちはこの作業を何回も行ってきましたので、下準備の手際が回数を重ねるごとに良くなっています。花を包む作業もどんどんスピードと正確さが上がってきていますね。

黙々と作業する姿は熟練の職人の風格が漂っています。こちらの作業は私の都合の関係で最後まで追えないことが多いのですが、今回はお花の付け替えの作業の模様もしっかりとお伝えできればと思います。

お施主様のご意向で始まった森の妖精の衣替えプロジェクトも季節が一巡し既に二巡目です。今まで季節のお花を使ってこのような装飾的な取り組みをしてきたことが無かったのでひたすら試行錯誤の繰り返しでしたが、今ではお店の看板となってすっかり定着しお店の景観の大きな役割になっていることと思います。季節ごとに違う表情を作り出せるのも植物に携わる私たちだから出来る仕事と思いますので、これからも最善を尽くせるように頑張ります。作業の模様は続報をおまちください!