こんにちは。
花盛りを終えたエゴノキが可憐な花を落としていきます。5枚の花弁が星を象って地面に星を散らしているようです。花は盛りの時も美しいと思うのですが、散りゆくときも美しいですよね。少し茶色くなってきた花弁も力を無くして萎れていく姿も、頑張って綺麗に咲いていた姿の次の美しさです。哀愁のある姿は寂しく感じるものもあるかもしれませんが、その情を起こさせる姿はやっぱり美しいと思います。
さまざまな花の咲くお庭
今回お手入れに入ってもらったのは私たちが2021年に作庭したお庭です。あとはこの冬の大寒波で木が弱ってしまい、その木の状態の確認なども行いました。果樹が弱ってしまったのが気になります。
弱ってしまった果樹とは反対に下草たちはとても元気で安心しました。冬の厳しい寒さも乗り越え、今年も変わらず花を見せてくれています。イングリッシュラベンダーはとても旺盛で株も大きくなっているのが年々花付きが豪華になっているような気がします。
私たちがお手入れに入らせてもらった際に花殻摘みや枯れ葉、枯れ枝の剪定も行いましたので、より下草が整頓されて美しくなりました。味わいのでてきたレンガの道も、目地の間から生えている雑草すら綺麗に見えるような風合いになってきてとても嬉しいです。
木々も落葉樹を中心に順調に育ってきております。新緑の季節は少し過ぎてしまいましたが青々とした葉が良く茂りとても健康的です。
問題の果樹はといいますと、手の施しようがない状態になってしまっていました…。寒波の影響が大きいとは思いますが、さまざまな要因を考えて今後同じように枯れてしまわないようにすることが私たちの大切な役割だと思います。今回は奥様のご希望で、果樹をやめてお気に入りの木をもう一本植えることになりました。新たにお庭に仲間入りした木が今後このお庭で健やかに育てられるようにサポートをしていけたらと思います。
一年経るごとに年を取るように、お庭も成長していきます。その成長を見守ってゆけるように日々さまざまな経験や知識を積み上げていけたらと思います。