綴り

さようならの挨拶を

作成者: 松本 友香里|2022年02月17日

こんにちは。

枝の先がみるみる膨らんで新芽が開く準備が進んでいます。冬枯れの枝ぶりのよく見えるすっきりとしたラインも美しくて好きなのですが、鮮やかな新緑に敵う緑色は無いと思っておりますので、春の芽吹きもとても楽しみにしています。昨日は小雪がちらついてまだまだ寒さは厳しいですが、季節は着実に進んでおりますので、私たちは暖かい季節を待つのみです。

 

事務所の解体

ずっと大掃除をしていた近江庭園ですが、とうとう本格的に始まりました。

慣れ親しんだ事務所が、がらんどうになっています。

ものが無くなったので声が良く響く室内は、こんなに広かったかなと思うほど殺風景になりました。正直、私はまだ入社して5年そこそこで長い時間をここで過ごした訳ではありません。ですが、長年過ごしてきた会長を始めとした先輩職人たちはどのような気持ちなんだろうと思わずにはいられません。

今もこれを書きながらガサゴソと事務所の方で音がしていますが、作り上げていった時間と壊していく時間の重みが全く違うということを痛感しています。一瞬で壊れてしまうものを丁寧に作り上げていくことが、何かものをつくる仕事の価値の一つであるのかもしれません。

そんな事務所の解体真っ只中でどこで仕事をしているのかと言いますと、仮事務所に居を移してひっそりと仕事をしております。日がよく入ってお庭にどんな鳥が来るのかもすぐに見えます。梅雨時期、暑い時期頃までこの場所にはお世話になると思うので、外のお庭の景色が変わっていくのを見ながら、私は普段と変わらずに仕事をしていこうと思います。

タイトルは何に「さようなら」を?と思われた方もいるかと思いますが、事務所に「さようなら」でした。季節が変わって「初めまして」になる頃を楽しみに、私たちもお庭づくりに邁進していきましょう。

 

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現在近江庭園の事務所は改装中ではありますが、お庭の見学等は可能です。お庭づくりに興味のある方、庭園見学希望の方はこちらよりお問い合わせお待ちしております。

*見て頂ける範囲は少し狭まる可能性が御座います。