こんにちは。
桜もいよいよ散り始め、水辺では花筏が見られるようになりました。花吹雪が舞う快晴の空の美しさは春特有のセンチメンタルな感情を引き起こすような気がします。新生活が始まる方も、別れがあった方も、新しい春を乗り越えていきましょうね。桜以外の花も続々咲き始め、雪柳が満開です。春はさまざまな感情が起こりやすい季節だと思いますが、こんなに麗らかな季節も今だけですので沢山楽しんでいきましょう。
大きな木の映える風景
先日から工事に入らせて頂いた湖東のお庭の工事は植栽も終え、最初の景色とはだいぶ異なった風景になりました。
元々の敷地が広大なため、今回近江庭園ではお家の周りの植栽工事と土工事を中心にさせて頂いたのですが、一部でも樹木が入るだけで本当に印象が変わったように思います。敷地が大胆なので、広い中にお家がぽつんとあるのもそれだけでも絵になる風景だったのですが、大きな樹木を入れたことでお家が樹木と共に過ごしてきたような時間の経過も演出されているような気がします。それは単純に古くなったということではなく、過ごしてきた日々と言う方が私たち近江庭園の庭づくりへの思いにも近いような気がします。
まだ葉がすべて展開しきっていないので、芽吹きが完了した後のお庭の様子がとても楽しみですね。お花も季節を追って次々と開いてきているのでその季節ごとにお客様が楽しんで頂けたらと思います。さらに年月が経つと、木漏れ日が家にかかるようになるのではないかと思います。他の木々も大きくなれば、家を森のようにしたいと仰っていたお施主さまの願いがやがて叶うのではないかと思います。今回の近江庭園の工事がその願いの始まりになれば嬉しいことですね。
仕上げの様子もまたご紹介できればと思いますので、是非お楽しみにしてくださいね!